Disaster medica

災害対応実績

Philosophy

来たるべき災禍に備え、様々な災害に対応する。
奈良医⼤⾼度救命センターの災害医療への挑戦。

最近、皆さんも何かと⽬にする事の多い「災害」という⾔葉。災害時には、⾃衛隊、消防、救助、救急、警察などと共に、「医療」も対応を迫られます。⼤地震のような広域災害から列⾞事故などの局地災害、テロなど多数傷病者が発⽣する事案で「防ぎ得た災害死」を減らす為に医療を展開します。

 

災害時の医療の特徴は、医療の需給バランスが破綻するところにあります。つまり、平時の医療は⼈・物が⼗分にある状態で⾏われますが、災害時の医療はそれらが不⼗分、⼜は全くない状態で⾏われます。ありとあらゆる知識と技術の応⽤、そして、判断⼒を求められる分野ですが、これはあくまでも⽇常の救急診療での研鑽によって培われるものでもあリます。

 

また災害時には、多くの医療組織や消防など多機関との連携も重要な活動の⼀つです。過酷な環境のもとで、協働するチームの⼀員としての役割を認識し、他医療機関メンバーや⾃衛隊、消防、警察、⾏政機関などとコミュニケーションを取りながら、コーディネート、時にはマネージメントする⼒を発揮しなければなりません。 これも⽇々救急医は実践しています。

 

奈良医⼤⾼度救命センターではこれらの能⼒を培えるような救急医療・集中治療分野の研修プログラムを組んでいます。また災害時の医療を発展させるべく、⾏政機関への働きかけや学術機関として「災害医学」という学問体系の構築に努めています。

 

各種の災害訓練を企画・運営・参加しており、DMAT(Disaster Medical Assistance Team:ディーマット)、MCLSなど研修会の講師としても多数参加しています。2011年東⽇本⼤震災、2016年の熊本地震、2024年の能登半島地震への災害派遣実績もあります。

 

奈良医⼤⾼度救命センターだからこそ、平時に来たるべき災禍に備える。これからも様々な災害に対応する為、当科の挑戦は続きます。

2011年3月 東日本大震災

東日本大震災に対して、奈良医大高度救命センターから2隊のDMATチームを派遣しました。

2011年2月 ニュージーランド地震

畑医師を国際緊急援助隊救助チーム医療班医療責任者として派遣しました。

2010年9月 パキスタン洪水災害

西尾健治准教授を国際緊急援助隊医療チーム隊員として派遣しました。

2008年5月 中国四川大地震

畑医師を国際緊急援助隊救助チーム隊員として派遣しました。

2005年10月 パキスタン北部地震

畑医師を国際緊急援助隊医療チーム隊員として派遣しました。

2004年12月 スマトラ沖巨大地震災害

国際緊急援助隊救助チーム隊員として畑医師をタイに派遣しました。

その他 パシフィック・パートナーシップ2012、2013

パシフィック・パートナーシップとは、米軍を初めとする環太平洋地域の軍やNGOが参加する人道援助活動であり、日本からは自衛隊とNGOが参加しています。当院から、総合診療科西尾准教授と当科畑講師が参加しました。

2023年3月 トルコ地震

伊藤医師を国際緊急援助隊医療チーム隊員として派遣しました。※写真提供 JICA

令和6年能登半島地震

令和6年元⽇に発⽣した能登半島地震では奈良県より15チームが被災地⽀援を実施しました。
奈良医⼤からはDMAT2隊に加えて⽇⾚救護班1隊を派遣しました。