Greet

センター長ご挨拶

皆さまへ

奈良県立医科大学救急医学・高度救命救急センターのホームページへようこそ。

 

当センターは奈良県唯一の高度救命救急センターであり、救急医療の最後の砦としての役割を果たすべく、心肺停止をはじめとして、多臓器不全、敗血症や重症外傷、指肢切断、急性中毒、広範囲熱傷に対応しています。初療に引き続き、集中治療管理まで自身で行う救命救急医療に取り組んでまいりました。また大学附属病院のメリットを最大限に活かし、複数の専門診療科と連携して幅広い救急医療を展開しています。

 

近年は病院前から治療を開始することにも力を入れ、救急救命士をはじめとする救急隊員へのメディカルコントロールはもちろん、平成10年から運用しているドクターカーと平成29年より運航開始したドクターヘリを活用し、病院前救護と病院前診療体制の充実に取り組んでいます。さらに当院は奈良県の基幹災害拠点病院であることから、県内の災害医療体制の充実にも取り組んでおります。

 

奈良県の救急医療の現状は、これまでの全国調査であまり芳しくないことが報告されてきました。しかし我々をはじめ、県内の医療機関と行政、消防機関は連携してこの問題に取り組んでまいりました。そして徐々に良い結果が見えつつあります。その中で我々救急科専門医が果たす役割は大きいものがあります。救急科専門医が基本診療科の一つとなってからは、まだ年月は浅いですが、確実にその存在意義と活躍の場が増えつつあります。救急医療の最前線で活躍する義務をしっかりと果たしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

また当教室は救急医学を学ぶための環境が充実していると自負しています。救急科専門医を将来のキャリアとして考えておられる先生、あるいは御自身のスキルアップとしての救急科研修をお考えの先生は、是非我々の教室をお訪ねください。

教授・救命センター長福島 英賢