奈良県ドクターカーのご紹介

Mission

奈良県立医科大学高度救命救急センターでは、
1998年よりドクターカーを運用しております。

当院のドクターカーは奈良県広域消防組合と共同で運営しています。

 

様々な救急薬剤や医療器具を搭載しており、救急現場からいち早く救急医療を開始し、一人でも多く救命することを目標としています。

ドクターカーの運航体制

当院のドクターカーはワークステーション方式といい、院内に常駐している消防職員と共に、救急を専門とする当院高度救命救急センターの医師と看護師が出動します。

出動範囲と出動要請

出動範囲は当院付属病院近隣を中心として、奈良県内の奈良県広域消防組合の管轄地域(奈良市、生駒市を除く全ての市町村)になります。要請は119番通報を受信した奈良県広域消防組合通信指令センターからの要請に基づいて出動します。キーワード方式をとっており、オーバートリアージを許容し、できるだけ早く重症傷病者に治療を開始できるような体制をとっています。

ドクターカーの配備

ドクターカーで使用する車体は奈良県広域消防組合で運用している救急車であり、当院に常駐しています。近隣の消防署から救急車が当院へ医師と看護師をピックアップする形式ではないため、要請から出動までの平均時間は3.7分であり、速やかな出動が可能です。

ドクターカー車体紹介

ドッキングポイント

ドクターカーは、医師・看護師が同乗し、救急現場または救急現場を引き揚げた救急車と安全な場所でドッキング(中継)を行い、ドクターカーの医師・看護師が救急車に乗り込んで処置を継続しながら病院まで搬送を行います。

乗降車および走行時には皆様方の御協力をお願いいたします。

乗車人数

基本的にドクター、ナースと救急隊員3名が搭乗して出動します。患者さんは、最大2名まで搬送することができます。
患者の家族の搭乗はドクターが必要と判断し、運転手が了解すれば可能です。

関係する診療科の専門医、訓練中の医師及び看護師が搭乗する場合もあります。

費用負担

ドクターカーによる搬送に伴う費用については、患者さんの負担はありません。
ただし、医師が救急現場やドクターカー内で行った医療行為については、医療保険制度に基づき医療費がかかります。